【気づき】
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人間が成長できるかどうか、
極論かもしれないけれど、気付けるかどうか。
気付ける能力があるか。ということを最近考えている。
どれだけ知識や経験があっても、
どれだけ人脈やお金があっても
気付けなければ、成長することも、成功することもできない。
お客様のふとした仕草の時もあれば、
プロジェクトメンバーの一言の時もある。
社員の顔色の時もあれば、妻のアドバイスの時もある。
危険(リスク)回避の時もあれば、
投資すべきと判断する時もある。
思いやる愛が必要と感じる時もあれば、
人と別れる勇気が必要な時もある。
相手のビールグラスが空いていることに気づくこともあれば、
体の不自由な方や妊婦さんに気づいて席を譲れることもある。
どうしたら「気付き」を磨けるのだろう。
いつも顔色を伺ったり、キョロキョロしているのとも違うし、
神経を研ぎ澄ませているわけではない。
◆気づきには2種類ある。
1つは、瞬間に閃く触覚の様なもの。
誰でも「ハッ」と気づいた経験はあるだろう。
点と点がつながった時もあるし、第六感の様な感性の時もある。
もう1つは、論理的思考で物事を深堀りした時にたどり着く気づきがある。
「風が吹けば桶屋が儲かる」といったところか。
さて、話を戻そう。どうしたら気づけるようになるのか。
実は大よその人は「気づく能力」は生まれた時から兼ね備えている。
ただ、大人になるにつれて、損得勘定、利己主義に走ったり、
利害関係を優先させたり、もしくは手間を惜しむ、
面倒なことを行おうとしない、という決断をしているだけである。
知識や経験を活かし、人脈やお金を大切にして、
気付いたことを決断して行動に移し
そして継続させることによって成長し、成功することができる。
「人生の最も苦しい いやな 辛い 損な場面を
真っ先きに微笑みを以って担当せよ」
玉川学園の創立者、小原國芳先生の言葉。
なにも犠牲者になれと言っていたわけではない。
自分の人生を豊かにしたいのであれば、
気づいたことは、どんな場面でも笑顔を忘れずに行動しなさい。と。
教えから40年経って、私もようやく気づけたのかもしれない。
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